際限なく
ただとけていくのは
ゆきか
それとも
はるのゆき
きもち、というものは
春に間違えて散る淡雪のような
「消えていくはずなのに、厄介な存在感を主張しているよな」
「え?」
「そういう感じ。
簡単に消えていく存在のはずなのに、ちゃっかりその存在を主張しきっているって言うか」
「・・・・・・・・・・」
「難しいよね。気持ちって」
「それ、告白か?」
「そう聞こえたら、うぬぼれっていって指差して笑う」
「じゃぁ。なぞ賭けとか?」
「っていったら鈍感だって言ってぶん殴る」
「どうしろってんだ」
「さぁ」
春の雪の戯言だからね。
忘れればいいんだよ、なんて。
さっきとは矛盾しきっている言葉を投げてくるその目を。
本当の意味で捉えられる日は来るんだろうか?
多分塚不二。
どうにも曖昧な文章が多いなぁ・・・・
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