「死は何処にでもある。ポップと同じだね」
(アンディ・ウォーホール)
|||STAND BY ME|||
「なんスか?それ」
「海堂は知らないかなぁ?19世紀の画家の科白なんだけど。
キャンベル缶て解る?スープのやつ。あれを200個並べただけのシルクスクリーンとか
死刑台とかお札とか。シルクスクリーンで描いた人」
趣味ワリィ・・・
ぼそっと呟かれる言葉は確かに、といえるかもしれないけれど。
「<意味のあることはおぞましい。無意味なものこそ、カッコいい>」
「・・・あんたはそれに賛成なんスか?」
「まさか」
データマンやってて、意味のないことなんて絶対無い。
いつも<何か>が意味を持っている・・・
「データ好きとしては無意味な存在なんて全然ないと思うんだけど」
「・・・好き、なんすか?」
改めていわれると・・・微妙だ、その言い方って。
そんな顔をしている後輩に軽いキスでその目を黙らせることにして。
「うん。海堂とテニスの次ぐらいにね」
「アホですね」
馬鹿じゃないあたりが微妙。
「海堂君。関西人が馬鹿って言われるのとは逆に関東人てね・・・」
「いいんですよ、これで」
「傷つくなぁ」
「俺の言葉で先輩が傷つくんなら・・・ある意味、光栄っす」
「・・・」
画家は「妻」を日本製のテープレコーダーだと主張したそうだ。
好きなときに聞いてくれて、好きな時に話してくれるから。
でも、偉大なるポップアートの王よ。
貴殿は知らずまい。
愛している相手からの、データからは予想もつかない日常の衝撃(喜び)は。
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