・・・SARA・SARA・・・


さらさら

サラサラ

砂の城が崩れていく。

リアルを嫌って

組み立てたリソウのお城


「あ・・・」

「どうして、いつも、君は・・・」

憧れの人に抱かれている間、砂の城に閉じこもる。
愛されている身体を放って、

目を閉じ 

耳を閉ざし

気持ちを封じて

「そんなに、人間できていないんだよ?俺は」

「つぁ・・・」

「心だけなんて、赦せない」

キズをつけても、そのキズを抉っても。
君はその奥にある本質を見せないでいる。
俺に幻滅したくないと・・・
そんな夢を、何故見ようとするの?

崩していく砂の城の向こうには
本当に君はいるんだろうか?

「海堂・・・」
「・・・先輩・・・?」

壊して。

その声に。
その先期待しているものがなかったとしても。
答えたいと。そう思った。



こっちはたしかテニプリリンクに書き逃げした奴ですね。
鬼畜な乾さんとその乾に何故か理想を求めている海堂。
痛いのは好きだなぁ・・・
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