人に与えられた炎は

人が使う故に不安定で

何時消えてしまうかわからないのだ



彼のように


お題:火

 SILENT FLAME



夜神 月。

静かな炎の人。

それがLと呼ばれる己の持つ、彼に対する印象だった。

静かに静かに。

ただもゆる炎は全てを呑み尽くさんと。


なのに彼は火を失っていた。


何がいけなかったのだろう?

なにが彼を変えてしまったのだろう。




なにを間違えたのだろう?




彼は炎だったはずだ。

なのに何時の間にか水に変わった。


当然のように。

必然のように。


変わった瞬間。

判っている。

「自分はキラじゃないから監禁しても、無駄だ」

あの瞬間、その直前。

言葉の前に彼の姿は形になった。

彼は


キラではなくなった。






ならばキラはどこにいったのだろう?

キラはいる。

犯罪者の死が、その証だ。

なのに私の手元から「キラ」と言う存在はすっかり零れてしまったようだ。




「・・・・・・・・・・」




「火はやがて、尽きる」




彼の中にあったキラという炎は本当に消えてしまったのだろうか?






私に許しもなく。

私の望みも無視して。





尽きてしまったのだろうか?

本当に。


・・・・・・・・・・


でも、ほんの時々。

気付くのだ。

罪の話を耳にするとき、彼は指にペンを絡ませる。

勿論、実際にではなく、架空のペンだ。

そしてその人物の名前を書いているようだった。

普通に見るのなら、メモをとるという行為だと言うことだろう。

だが彼自身、その行為に意識はないようなのだ。

判らない。

まだわからない。

でも、何か、気になる。

彼の部屋から、犯罪者のメモは見つからなかったから。


・・・・・・・・・・

聞くことは叶わないだろう。

其れは判っている。

判っているのに判らない。




それが、絶望だと彼は始めて知った。




なんかネタが被り倒しています。
うぅん。誰かネタください。
ただライトはもう刷り込みだろーなぁと
そんなわけで妙なクセを見せたり。
だってほら、絆だから(拳)
眼鏡じゃなくてノートだから(わかる人がいるのか?)
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送