01:乾海  spring/cherry blossom





「海堂」
「はい?」
「あーん」
「っ、ちょっ、先輩っ」
「呑んじゃだめだよ」

「・・・・・・・飴?」
「うん」
「なんか、妙な味・・・」
「妙って・・・
まぁ、あんまり出回ってはないかな」
「なんすか?これ。
出回ってない、とか言われると、あんたが作ったもんかと思うんですけど。
はっ?!もしかして中心に汁系トラップ?!」
「なんだよ、その反応ー。
大丈夫、さすがにソレはやんないよ。
季節を感じてほしかっただけなんだけどねー、そうきちゃうか」
「きせつ?」
「そ。ほら」

「・・・・・・さくら・・」
「うん。桜味のキャンディー」
「さくらんぼじゃなくて、ですか?」
「あれはどっちかっていうと、もうちょっと先の季節だからね」
「・・・、気づかなかった」
「そりゃそうだよ。
海堂、前しかみてないんだから」
「・・・・・」

「だから、ちょっと休憩代わりに、ね」
「・・・ぁ・・ありがと、ございます」
「ってことで、飴舐め終わるまでは休憩。OK?」
「はい」


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 こんな趣向を凝らした関係(笑


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