ばけぎゃ感想SS =================== 某mixiで書き倒した感想?SSです。12話〜18話まで。 あんまり本編とかかわっていないのもある辺りを許してください(土下座 =========================== アニメ12話「君の名は…」 勿論件の問題台詞「三っ・・・」直後の脳内保管です(笑 ・・・・・ ・・・・・・・・ 気づいていない、というのは救いだったのか、それとも。 不壊はひとつ息をつき、やっと再会した「ぷれい屋」の笑顔にいつもの不敵さにほんの一握りだけの情けなさを混ぜた顔で応じた。 もちろん、素直な子供がそんな「大人」の表情を悟れるわけがない。 無邪気な調子で、まるでその姿を確認するように寄りかかり、本物だよなぁ、とさほど付き合いが長いわけではないくせに、自分で確認している。 「なんだい?偽者かと思ったかい?にいちゃん」 「え?」 「そんなに確認するなんて、さ」 言われた言葉が意外だったのか、それとも言われて始めて自分の無礼を悟ったのか。 あ、ごめん、と素直なぷれい屋はそっと無遠慮だったその手を放した。 体温が離れる。 離別が物寂しいと思うほど、自分はこの姿に餓えていたのだろうか? 動揺はあまりなかった。 この妖逆門において、ぷれい屋と個魔はいわば表裏一体。 ともにと望むことは、少なくとも今ここにいる以上は決して間違いではない。 言い訳にも似たその思想を認めながら、同時に利用を考える。 いったん離れた体温を今度こそ自分の形無き帳で覆い、捕まえてしまう。 「不壊?」 怒られたと思っていた子供の戸惑いを小さく笑うことで往なし、都合よく閉じ込めてしまう。 「心配なら、確かめてみねぇか?」 「さ、さっき確かめた・・・」 からいい、と言おうとしたのか。 戸惑った言い訳ごと、幻にも似たもので構成されているに過ぎないその唇で奪ってしまう。 突然の行為にあわてたその様におかしさと共に、あぁこいつはやっぱり子供なんだなといまさらのことを確認しながら、それでも逃れるためではなく、引き寄せるようなしぐさの腕が背中に回るのを、確かに感じる。 あいまいな空間に、あいまいな時間が流れる。 やがてくる試練にも似た敵の存在の立てる勇み足など、「会えた」幸福に酔う二人には聞こえない。 これでも、偽者と思うかい?にいちゃん。 離れた唇をぺろり、と赤い舌でなめあげながら。 そうと聞いた大人の個魔に、ぷれい屋の少年は赤い顔のほてりをとるためのように大きく首を振って否定に変えた。 ・・・・・・・・・・・・ つまり本物だってわかるくらい、ちゅーはしているということで(えー ================ 13話 「灼銅の鬼仮面」 自分の「行動」が「仲間」である妖怪たちを傷つけることになる。 不安と罪悪感に身動き取れない三志郎に対する不壊の心情。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 個魔には肉体が存在しない。 どれほどのダメージを請け負ったとしても、それはあくまでも一時のものに他ならないのだ。 守るべきぷれい屋にダメージがいかないのなら、それでいい。 激符に望まず封じられながら、それでもなお、「自分たちのため」に戦うことを得た妖たちが剣なら、この個魔(身)は盾なのである。 盾の役目は。 自分を信頼してくれるその存在を守ること。 「裏切ることになる」 今までとはまったく異なる戦いに呆然とした子供に、そうと訴えたのはなにより自身がそうと想ったからなのかもしれない。 都合よく他人の名を利用はしただけだ。 単純に、自分の中の悔しさを純粋すぎるゆえにためらうこともにぶつけたに他ならない。 それでも。 護るという意識だけは明確なのだから。 にいちゃんより自分のほうが、案外馬鹿なのかもしれないと。 妙に清清しく想いながら自分の影が燃えていくのを感受した。 ・・・・・・・・・・・・・ 開き直った、というべきかもしれない(笑 ================ 14話「オレとばけぎゃもんと仲間たち」 あの演出に「打ち切り最終回見たいな演出だ」、と思ったのは私だけではない筈。 とりあえず話は「オレの嫁はすげぇだろ」という感じで(笑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鮮やかに。 冷静に。 克明に。 宣言し、操り、そして。 勝利する。 これが自分の選んだぷれい屋。 自分が未来を託した子供。 「成長したもんだ」 呟いた言葉は、自身でも驚くほど明確な誇りに溢れ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 嫁馬鹿(笑 =================== 15話「歌えロンドン!魂の叫び」 大人の顔をしている不壊に、けれど不満なのは… ・・・・・・・・・・・ ろくな付き合いもないにもかかわらず、誰よりわかってるといって、仲間だといって。 馬鹿正直が原因で、ゲームに失格までしてしまった。 そんな子供はけれど全くといって良いほど後悔した様子はなくて、むしろ友人と認識している相手が上位召還出来たことを自分のコトのように誇らしく思ってすらいるらしい。 あきれるというよりも既にあきらめに近いため息は影の中に消えてしまって、された側は気づきもしない。 「ったく。兄ちゃんらしいというか、なんというか」 「んー?なんか言ったか?不壊」 「別に」 うそだぁ。 いいはぐらかしたのに、珍しく食いついてきた子供は、しゃがみこんで影・・・自分の個魔に向かって声をかける。 正直普通に見たら奇妙なことこの上ない光景だが、当人たちはむしろ大真面目なのであるから世話がない。 「やけに絡むじゃねぇか、兄ちゃん」 「べっつにー」 「そぉかぁ?」 十分珍しいんだけどな。 そうというと、んーだってさぁ、と子供は口元を膨らませた。 「だって不壊、かわんねぇんだもん」 「あぁ?」 「ちっとは嫉妬してくれてもいーのにさぁ」 不機嫌に告げられた言葉に正直個魔は驚いた。 驚いたまま、まじまじと子供の表情を見るためにその姿を現してしまった。 目の前の子供の顔は不機嫌でそのくせどこか甘えているような色を微かににじませていた。 この顔を覚えさせたのは、自分なのだろうか? 人とは異なる時間を歩く存在はそれを思って、妙に感慨深いものを覚えながら誘われるまま、その唇に触れていた。 触れるだけだ。 それでも、子供には十分な衝撃だったらしい。 飛びのく顔は真っ赤で、熟れたトマトのようだ。 「んなっ?!」 「んな顔するなよ。調子に乗っちまう」 「って、意味がわからないぞ、不壊」 「あぁ。兄ちゃんには、まだ、だな」 その内教えてやるよ。 ぽかんとする子供にそれだけ告げて、再び心地よい、いとしい子供の作り出した影の中へと逃げてしまい、そのまま呼び出す声にしらんぷりを決め込んでしまう。 まったく。 子供の癖に。 そんな感情が、言い訳にもならなくなるまで、さほど時間がかかることもそうないだろう。 どんな形であれ、終わりが待っている以上は、待っているという時間はないのだから。 ・・・・・・・・・・・ 一瞬、あれ?逆かと不安になった話(笑 ===================== 16話「京都、乙女ふたり」 わざわざ「風邪か?」と聞くためだけの登場シーンから(笑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「風邪か?」 勢いよくしたくしゃみに、からかい半分、心配半分の声がかかる。 「えー?寒気はないけどなぁ?」 問われた側は首をかしげて、言われた言葉に戸惑っているようだった。 頼りなさ気なリアクションに個魔はおいおい、とその姿をかたどりながらあきれて見せた。 わざわざ、少年の目の前に回ってまで。 「な、なんだ?不壊」 その行動にとまどった少年は、しかし途端抱きこめられて目を丸くした。 「ふ、ふえぇえ?」 「おぅ」 「なななななにぃい?!」 「んー?ぷれい屋の体調管理も俺ら個魔の仕事でなぁ」 「・・・・」 ぎゅぅ、っと抱きとめるその腕は、世辞にも温かいとはいえない。 温度はないのだ。実体がないのだから。 それでも。 (・・・・あったかい気がする) 気のせいかもしれない。 気持ちの問題でしかないのかもしれない。 それでも。 もう少しだけ。 都合のいい言い訳に甘えたい。 ・・・・・・・・・・ どっちが惚れてんだか、とつっこみにくい話 ======= 17話「華麗なるミックの世界」 ツンデレって。あの人が言ってることにすごい衝撃を受けたよ(笑 とりあえず、移動中あたりの会話と思ってくださいませ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「それにしてもなんか変な話だったよなぁ」 「あーん?」 「ミックは女の子皆が自分のこと好きになってほしいって思ってただろ?」 「まぁ、あれもおとこのサガって奴だろ」 「・・・・不壊も?」 「あ?」 「不壊も、女の子にもてたい?」 「ガキは願い下げだがな」 「・・・・・・でも、大人の女の人ならいーのか」 「やけに絡むな。女も男も、オレにはどうでもいい。 それこそあの野郎じゃねぇけどな。 一番に見てもらえなけりゃ、意味はねぇからな」 「一番?」 「あぁ」 「オレも」 「ん?」 「オレも、いちばんが好きっていってくれれば、いいな」 「・・・・・・・・・そうか」 「そう」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 久しぶりに無駄に甘いなぁとか思ってみる。 これで充分甘いんだよ、俺は(いくらか悲しいな =================== 18話「妖の里」 正直カマイタチ兄妹にガンガンテンション上がってた上に 「背中越し」バトルとか姫抱っことか。 やられた、としかいいようのない件の話。 その中で某女史がおっしゃった「不壊さんの中身」からSS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 暑くもなく、寒くもない 明るくもなく、暗くもない ほんの刹那、衝撃から守られる間だけ取り込まれるその「世界」を形容する言葉を、三志郎は持たなかった。 ただ、ただ。 酷く懐かしく、ひどく恋しく。 酷く満たされ、ひどく虚しいと。 いくつもある感情がぐるぐると浮かんでは消え、それらをまとめようとする前には既に現実へと引き戻され、そしてまた戦いの淵へと足を踏み出す。 もう少しいさせてくれと言うには自分を囲う状況ははっきりしすぎていた。 ただ、それでも。 守られているという事実だけはせめて甘受させてください。 ・・・・・・・・・・・ いや、現実書きたいこと多すぎてかけなかった事例。 なんていうかねーもぉとにかくかがりたんかわえぇ(すわっ |
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