妖逆門;感想?SS(mixi上げしたものです)
一部諸事情により未記入(主にサボり)
もしかしたら、いつの間にか上げるかも。








第19話 『友情のフリーズムーン』
第20話 『撃符を狩る者』

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 第21話 『華麗なるミックの転身』


「兄ちゃん、そろそろいかねぇとまた遅刻するぜ?」
「いいじゃん、もうちょっと・・・」
「遅刻したら意味がねぇだろ?」
「わかってる」
「って言う割には動く様子ねぇなぁ?」
「そーゆー不壊だって」
「あん?」
「不壊が影にはいっちゃえば、オレは追えないんだからな」
「・・・・・・」
「でも、不壊ここにいるよな?」
「〜・・・にーちゃん」
「っへへーっ。なに?」
「もうちょっと、な?」
「そ。もーちょっとだけ」

・・・・・・・・・・・・・・・
 三ちゃんの遅刻原因が
 こういうんだったらおいしいなと。
 思ったわけで。
 いちゃいちゃ。離れがたくて何ぼの二人。
 それはきっと、終わりを知っているから。

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 第22話 『年下の男の子!?』

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 第23話 『上位召喚を手に入れろ!』 


「風邪引いたら困るからな」
「ちょ、みつきのまえで」
「ばっか、個魔は兄ちゃん以外にはみえねーだろ?
むこーさんもやってるかもしれねぇぜ?」
「え?ほんとか?」
「さぁ?」
「ちょっ、だからって、もぉ」
「どーしました?三志郎さん」
「え?いや、いやほんとなんでもねーからっ」


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 とか洞窟のシーンで小声で
 やりとりしてればいいよとか思いつつ
  もう一本。
 その不壊さんが一番かっこよかったシーン。
 ということで、ひとつシリアス(前置きながっ


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まず、その匂いが鼻を掠めた。
まさかと想った。
あいつらはあの静かな結界の中で息を潜めているはずだった。
兄ちゃんを信じて、そうであることを決めたはずだ。
だが確かに、ここにはいないはずの匂いは明確な気配に変わり
、その気配に、言葉を失った。
しかし個魔としての本能はとまどいすら凌駕して、その敵意か
らぷれい屋を守る。
るーれっとがまわればいい、と想った。
せめていっそそのまま、ここからこの守るべき子供を連れ去っ
てしまいたかった。
不壊が自分で感じた絶望は、心のどこかで予感していたものの
ひとつだ。
覚悟があったといってもいい。
だが、純粋なこのぷれい屋にはそれが無い。
よくもわるくも全てを信じるというこの子供が、その視覚に確
かな彼らの姿を見たら、どれほどの絶望、怒りを、そして悲し
みを抱くことだろう。
刹那で多くのコトを、不壊は想った。
それら全ては、今しがた守った少年へ回帰する。
心を慮る。
妖のナレノハテが抱く感情ではないと、そんな自嘲を抱く余裕
は、もう無かった。

子供が、みとめたその名を呟く。

かつて共に微笑み、戦い、そして。
約束を交わした彼らの名を。


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 かがりたんと雷信のふたりがとっつかまって号泣した故に(え
 
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 第24話 『華院の宿命』 


本当に止めたかったのか
それとも結局嗾けたのか
不壊は己の行動の理由を形付けられずいた。
しかしそれでもあの目が、なんの躊躇いもなく「みつきをたす
けにいく」といっていたことに、ほっとした・・・というより
、心からの幸福感に満たされたのもまた事実。

さっき堕ちかけたその身体を支えたとき、触れた手は暖かかっ
たが、小さかった。
この子供に自分がどれほどのものを押し付けているのかと想う
と、心苦しい。
だが、託せると信じられたのも、彼が始めてで。

そう信じられたのは、あの瞳を見たからで。

(まったく)

「どこまで大物なんだかな、兄ちゃんは」
「え?なんか言ったか?不壊」
「さぁ?無駄口叩いてる暇はあんまりあるたぁ思えんなぁ」
「あ!そーだ!みつきっ!いくぞっ、不壊」
「・・・・・・へぇへぇ」
「・・・・・みつきにもお前を紹介できたらいーのに」
「あ?なんかいったか?にーちゃん」
「なんでもない!いそげっていったのは不壊だろー?
どっち行ったらいーんだよっ」
「あー・・・多分あっち、かな?」
「そっか!いくぞ」
「疑いもしねぇのかよ」
「不壊は俺に嘘なんかつかねーもん」

だから、大丈夫だ。
根拠がないくせに、そういうものだから。
この直球ぷりがライバルを増やしていて、同時により惚れさせ
て。
まったく、困ったものだ。


・・・・・・・・・・・
 もてもてが本命だと色々大変、という話

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 第25話 『焔龍・煌!』


「ありがとな?不壊」
「あん?」
「みつきも一緒に護ってくれたから。
だから、ありがと、だ」
「・・・・・・・そーかよ」
「なんだよ。せっかくお礼言ってるのに」
「ついでだ。それに」
「に?」
「にぃちゃんは、自分が怪我したときより、他人が怪我した方
が痛そうな顔してるからな」
「え?そーかぁ?」
「そーなんだ。だから」
「・・・」
「俺は、にぃちゃんが護りたいものも、護るさ」
「・・・そっか。じゃぁ、不壊」
「うん?」
「不壊は、俺のせいで怪我なんかしないってことだな?」
「?」
「俺が一番護りたいもんだから!」
「・・・・・・・え?」
「だから。無茶したら怒るからな!」
「へぇへぇ」

・・・・・・・・・・・・
 本当に護りたいのは
 身体よりも、心の方。


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 第26話 『くらぎの闇』


空間を狂喜が支配している。

こんなところに、愛しい子供を長くいさせ続けることは、不壊
にとって屈辱以外の何者でもなかった。
綺麗なのだ。
どこまでも綺麗な子供だから...

こんなものに汚されたくなかった。

ほら。
絶望が。
不安が、恐怖が、悲しみが。
綺麗な心を侵食していく。

やめてくれと叫びだしたいのは、己の心かそれとも、深いとこ
ろでつながる子ども自身の悲鳴か。

それでも。

仲間が。彼に力を貸す妖が。
そしてなにより彼自身が、強さを取り戻していくのもまた感じ
ることが出来る。

そう。
彼こそ、自分が見つけた、希望の欠片。


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 先週のとひっぱってますね(笑
 俺のぷれい屋至上主義な個魔っていいですよねぇ。

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 第27話 『ときのはざまで…』


はたと気が付いたとき、ふと見た子供の様は異様だった。
人とは異なる視界を持つ男は、たいせつなこの子供の肉体しか
ここにはなく、確かに魂がないことを悟る。
肉体だけ護れても、意味がないというのに。
くらぎに食われたんじゃないか、と。
自分の中でも冷静さが欠けるのがわかった。

これが奪われたら。
逢って間もないというのに、この小さな太陽が失われることを
想っただけで、形のないこの身が凍る。

「兄ちゃん」

力なくその愛称を呼んだ。
声がかすれる。そのことが、怖かった。

「さんしろ・・・」

恐怖が、祈るような呟きを生んだ。
ふと、その肩がゆれる。
戻る。
それがわかった途端、次に形になったのは、その名ではなく、
いつもの彼へと向ける愛称で、その情けなさに、力なく笑うと
、光を取り戻した目が、驚いたように瞬くのが見えた。

・・・・・・・・・・・
 あの「記憶」が果たして「夢」なのか
 それとも「誰か」のものなのか
 後日みるとかなり不明だよね・・・(禁句

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 第28話 『オレと正人と黒ねいど』

 第29話 『亜紀のたからもの』

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 第30話 『華麗なるミックの逆襲』


「でも、俺も酷いよな」
「ん?どうした?兄ちゃん」
「恋人、傷つけてる」
「・・・・」
「不壊に、いっぱい怪我させてる」
「にいちゃん・・・俺は・・・」
「わかってるって。それが仕事だって。
”個魔”だって。でも、酷いよな」
「・・・・」
「ミックのこと、しかれないや」
「俺は、けっこう役得なんだがな」
「ほへ?なんかいったか?不壊」
「んにゃ。なーんも」
「んー、だから。ごめんな?」
「気にすんな。兄ちゃんが、勝ってくれればそれでいい」
「・・・・・そうだな。がんばる」

・・・・・・・・・・・
 なにげにらぶらぶ

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 第31話 『清と水の妖』

 第32話 『修と鬼仮面』

 第33話 『妖逆門誕生』


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 第34話 『きみどりのこころ…』


何もいえない。
無力な個魔はただ膝を抱えて沈黙する子供の傍らにいることし
かできない。
言葉はこの子供をきっと傷つける。
それがわかっているから、沈黙するしかない。

無力感が個魔を襲う。
護る役目が、護りたい願いに変わっていく。
一番大切な、この子供の心に踏み込めないくせに。

それでも、確かに知っているのだ。
きっとこの愛しい子供は、自分の意思で前を向く、と。
だから、待つ。
形のないこの身が引き裂かれそうな沈黙の後に、希望が笑うと
信じているから。

・・・・・・・・・・・・・・
 信じてきたものが壊される。
 壊れることを、とめられない無力感は。

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 第35話 『激突!最終トーナメント』


かなえたい願いがあった。
でも、今は揺らいでる。

本当に、かなえていい願いなのか、わからなくなってきたから。

けれど。
不壊は俺に選ばせてくれた。
俺が帰ることも、先に進むことも、待っていてくれた。
だから決められた。
全部がわかってから、全部聞いてから、俺は決めるって、そう
決めた。

でも、もし。
もしもだけれど、優勝して。
俺が最初に決めた「願い」をかなえなくていいのなら・・・
そのときは。

俺は。
いっちゃイケない願いを、口にしなくてすむだろうか?

・・・・・・・・・・・・

 本当の願いの重さを、終わりが近づくことで自覚していく。
 かなえたい願いと、望んでいる願いは矛盾している。

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 第36話 『対撃!三志郎VS清』


あぁ。この笑顔だ。
最初、げぇむを純粋に楽しんでいた頃。
なんにも考えなくて、だからこそのまっすぐな。
やっぱりあの兄ちゃんにはこの顔が一番似合うな。

最後まで、こんな顔であくまで「げぇむ」を「遊ばせて」やり
たかった。
でももうソレはかなわない。
わかっている。
その一因は自分にある。
それも、わかっている。

ただ。
決意の中でも、楽しむその、顔が。
確かに「最強」の証だろう。

その笑顔で、あのうつむいた一人ぼっちだと思い込んでるお嬢
ちゃんの目を覚まさせてやれ。

・・・・・・・・・・・・・
 まぁなにげに個魔さんたちにとっても
 「キミドリ」って特別じゃないかと。
 不壊はその辺、救ってやりたいと思ってればいいなぁ、なんて。
 多分、自分が三志郎に救われたからこそ。

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 第37話 『華麗なるミック、その愛』


よかった。
個魔として生きてきてこの方、これほどほっとした時はないか
もしれない。
不壊は内心でそう想った。

これで兄ちゃんが壊れなくてすむ、と。
本気でそう想って影越しの天を仰ぐ。

まだ。
終わりにつながらない。
その刹那的な嬉しさから、もしかしたら目を反らしたい言い訳
だったのかもしれないけれど。

・・・・・・・・・・・・・・
 ミック退場の不壊さん心境(酷
 自分も壊れたくないから
 出番を極力減らしたとしか思えない(笑

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 第38話 『亜紀の涙と雨上がり』



「いこう、不壊」

困ったような笑い方で少年が己の個魔を仰ぎ見た。
確かに負けるわけにはいかないと言って戦っている子供は、負
けられない戦いを重ねるのと同時に、かなえなければならない
「願い」を重ねるように預かっていく。
託されていくものの重さに、彼は何を思うのか。

「にいちゃ...」
「ん?」
「いや、行こうぜ」
「うん...なぁ。不壊」
「ん?」

「亜紀は、最後...なんていったんだろうな・・・?」
「・・・・・・」
「聞こえなかったから。
キミドリに教えてやれないなぁ・・・」

そう呟きながら、少年は個魔に聞こえたかと聞くことはしなか
った。
自分の耳で聞いた言葉じゃなければ意味がないことを、幼いな
がらも彼はわかっていたのだろう。
だから個魔も、聞こえた言葉を告げなかった。
変わりに、仮定として言葉を投げる。

「多分」
「ん?」

「兄ちゃんと、同じことじゃねぇのか」
「・・・・・・・」

一瞬子供はきょとんとして、ふわ、と笑った。
さっきの困った顔とは違う、げぇむを通じて不壊にだけ向けら
れるようになった、信頼と感謝と、それからほんの少しだけ甘
えている笑顔と、それから。
強い、意志。

「ありがと、不壊」

・・・・・・・・・・・・・
 それはきっと、甘えなんかじゃない。
 だから、ためらわずに聞いて見せて?

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 第39話 『新たな力!相生召喚』


妖逆門の掃き溜め。
子供ゆえの純粋な闇がわだかまる閉鎖された世界。

もし、あそこにあの子供の「かけら」が残ったら。

あの世界は不壊たち個魔にとって心地よいものではない。
寧ろ「個魔」であることを捨てて初めて入れるような場所で、
逆を言えば二度と戻れない。

だが。

(......そこに、にいちゃんの「かけら」があるとして
・・・)

忘れられてしまっているのなら。
本物に逢えないとしても、その...一番愛しいと思った、強
さに逢えるとしたら・・・

不壊自身が望んでいるものが、妖逆門そのものの崩壊だという
のに、その妖逆門の名残に身を沈めてしまう夢をみる。
そこにいるのは、愛しい子供そのものじゃないと、それもまた
わかっているというのに・・・

(全く。)

矛盾している。
何もかもが。
それなのに。

(俺は、望んでいるはずの終わりにすら躊躇っているのか)

まったく。
妖なんてものは。


・・・・・・・・・・・・・・・・
 総てが終わったアトで
 自分がどうなるのか想像できるほど
 彼との時間が総てということ。

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