「天使狩り」と呼ばれる、「人間」の中から天使になることがえれらばれてしまう海堂君がメイン。(えぇまた乾海です。駄目人間め・・・)

徐々に自分の存在が消されていく時間。記録から。そして、人の記憶から。

乾との別れの時を悟り、不安に食われていく海堂に気付いた不二は静かに「逃げないのか?」と問い掛ける。しかし、海堂はただ小さく笑ってこう答えるだけだった。

「あの人の未来を全て握っている相手に・・・勝てると思いますか?」


そして、用意されたその日が訪れ、海堂は「世界」から姿を消し、そしてかつてを覚えているのは不二だけになった・・・

書いた覚えの無いデータに首をかしげる乾。

そこには、確かに大切な思いもあったはずなのに・・・思い出せないことが、辛い。

そんな乾を見て、不二の気持ちにはとある意志が少しずつ擡げ始める。

決定的なきっかけは、ある日不二は菊丸との会話で、彼にも「海堂」の記憶があったこと。

それを知った不二は、躊躇っていたことを一つ、決意した・・・

とまぁ。主人公はどっちかって言うと不二なんですけどね?これ。

すっごくキリスト教徒の方には喧嘩売ってそうな設定ですが、ネタと考えてください・・・いや、本当に。

ホントどうでもいいかもしれないけれど私は乾海は辛いことをさせない時がすまないのでしょうか?・・・・・・・・んなまさか。ラブラブ好きなのに。



毎回恒例思いつきエピソード




最初に写真から姿が消えた。



新しいものから、少しづつ。



普段から撮っていなくて少ないのだから、「記録」から自分が消えるのは・・・あっという間。



次に、記憶。

名前が、思い出されなくなってくる。

余り自分が好きじゃなかった、女名。

クラス連中ならまだしも、クラブの連中に間を置かれたときには流石にショックだった。





気付いたのは、先ず不二先輩だった。

気配が消えていくこと。

存在感の、希薄化。



「夜が、すっげぇ辛いんですよ」

「・・・・・・海堂・・・」

「何時、あの人に名前を呼んでもらえなくなるかって・・・。

それで、自分から強請るなんて、不審がられたり」

「海堂。逃げなよ!」

何処へっすか?

皮肉めいているのに、どこか楽しそうに。

いっそ心当たりは全て当たったとでも、いいたそうに。

「それに先輩。乾貞治の未来を人質にできる相手に・・・勝てると思いますか?」

「っ!」

酷い。それじゃぁ脅迫じゃないか!

「そうっすよ」

今更何を、とでもいいたそうに笑う、彼は。

「俺には悲しいかな、最強の、ッス」

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    めっちゃら痛い感じです・・・
    ちょっとどっちかって言うと予告っぽい展開仕様。

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「なにかあったの?」

「ッすね・・・多分・・・」

「俺に相談、できる?」

「・・・・・ごめんなさい・・・]

「そっか・・・いつか、教えてもらえるかな?」

「そうですね・・・多分、いつか・・・」



あと、一分・・・

「ね、先輩・・・」

「え?うん?何?海堂」

「好きです。大好き」

「かい、ど?」

「最後位、言わせといてください」

「最後?え・・・?」

「愛してます。だから・・・」

俺のこと、ちゃんと忘れてくださいね・・・



自分でも驚くほどの本音が口元から零れたあと・・・



ぷつん、となにか。そう。自分の生きてきた時間が途切れる、音を聞く。

「かいどっ」

扶養とされてしまったからだが、彼に抱きとめられたと思ったのが・・・

「ひと」としての、最後の時間・・・



「え・・・かい・・・かおる?」

「乾・・・」

「不二!早く救急車を!海堂が息していないんだ」

「うん。だってもう・・・いないもの。海堂薫は」

「なにいってんだ?!ここにいるじゃ・・・」

「なに、が?」

「え・・・何って・・・・あれ?今、倒れて・・・誰、が・・・?

なっんだ・・・?すっごい。いま、たった今・・・のはずなのに・・・

大切な・・・

思い出せないって・・・」






「あれでいいのかな?

海堂。本当にあれでよかったのかな?

僕だって忘れちゃうんだ・・・本当に、これで・・・」




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   うっわぁ。不二子が妙な人間になってますよ・・・
    めっちゃら痛いですにゃぁ・・・

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「あれ・・・?これ何の数字だ?」

「うにゃ?乾が自分のデータ理解できにゃいなんて!」

「うーん。そういうことなんだろうな。

しかしおれが数字を見てなんだかわからなくなる可能性0.2%」

「でも実際わからないんでしょ?」

「あぁ」

「んじゃ、その0.2%の勝利っしょ?」

「そう、だな」

(バギーホイップ・・・ってのは解るんだが・・・でもうちにそんなの使う奴いないし・・・)



そこに・・・・・・の鍵が・・・・



「?!」

「うにゃぁあああ?いぬいどったのぉおお?!」

「え?」

「ないてるぅうう〜なに?データわけわかんにゃいのがそんなにくやしー?」

「いや・・・そういうわけじゃ・・・・」



「・・・・・・・・」

「どうした?不二」

「ね、手塚」

「うん?」

「大切なもの、忘れるって・・・辛いことかな?」

「そうだな・・・・想い、と記憶は別物だからな」

「うん。そ、だよね」




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  菊と乾は仲良し仕様です。
   これでらぶらぶエンディングは無理だね・・・こりゃぁ
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・・・パイ・・・

(誰・・・?)

・・・アンタハソレデイイノカヨ?

・・・あぁ俺は俺で利用させてもらうさ

(あぁ、その目だ)

・・・アンタニハマダ借リヲ返シティネェ!

(その目が、始まりだったんだ・・・)

なのに。

「どうして、思い出せないんだ?」



「乾。帰れ。うざい」

「ひどいなぁ。まぁ実際寝不足だし、甘えさせていただこうかな」

「寝れないのか?」

「寝たくないのかも。辛すぎて」

「?」

「なぁ手塚。なくしたものが、なんだか分からないって、辛いな」

「お前等ドラマでも見ているのか?不二も同じようなことを言っていたが・・・」

「え?」

「・・・・・・・・・いや。忘れろ」

「・・・でも・・・」

「すまなかったな。忘れて、くれ」

・・・・・忘レテクダサイ・・・

「想いさせないお前が、辛そうに見える」

「想い出せなくて・・・辛いんだよ、俺は」

「なら、誰か。思い出してほしくないんだろう」

・・・・・・大好キダカラ、忘レテ・・・

「忘れて、いられるものか」

あんなに、大切だったんだから・・・



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 乾さん、壊れそうです。
  手塚がすっごいしっかりして見える・・・・
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「不二・・・教えてくれよ。頼むから」

「・・・・・・乾・・・・・・」

「壊れそうだ」

「知っても、壊れるよ」

「・・・・・・・・・・・・・」

「見えないものなんだ。君の得ようとしているものは。

言葉やデータじゃ役をしない。」

「でも、確かにあったものだろう?」

「そう、だね」

例え、不条理に奪われたとしても。



「ね。不二」

「どうしたの?英二」

「不二さ、海堂薫って知ってる?」

「英二っ、その名前、何処で・・・」

「憶えてるの?」

「英二、も?」

「忘れらんにゃいよ。仲間だもん。強かったし。いい子だったのに・・・」

「うん」

「何で、いないの?」

「そうだね」

「変だよ!乾まで・・・」

「だってあのこは乾にこそ忘れて欲しかったから・・・」

「・・・・・・・・・?」

「もう、ニ度と逢えないかもしれないから・・・」

「大石に忘れられたら、俺壊れちゃうよ・・・」

「乾も壊れるって。僕に言ってきたよ」

「酷いよ」

「・・・・・・・・そうだね・・・

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はなぐみー。
覚えていそうだなぁ。と。そんだけ。

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