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毎回恒例思いつきエピソード
最初に写真から姿が消えた。
新しいものから、少しづつ。
普段から撮っていなくて少ないのだから、「記録」から自分が消えるのは・・・あっという間。
次に、記憶。
名前が、思い出されなくなってくる。
余り自分が好きじゃなかった、女名。
クラス連中ならまだしも、クラブの連中に間を置かれたときには流石にショックだった。
気付いたのは、先ず不二先輩だった。
気配が消えていくこと。
存在感の、希薄化。
「夜が、すっげぇ辛いんですよ」
「・・・・・・海堂・・・」
「何時、あの人に名前を呼んでもらえなくなるかって・・・。
それで、自分から強請るなんて、不審がられたり」
「海堂。逃げなよ!」
何処へっすか?
皮肉めいているのに、どこか楽しそうに。
いっそ心当たりは全て当たったとでも、いいたそうに。
「それに先輩。乾貞治の未来を人質にできる相手に・・・勝てると思いますか?」
「っ!」
酷い。それじゃぁ脅迫じゃないか!
「そうっすよ」
今更何を、とでもいいたそうに笑う、彼は。
「俺には悲しいかな、最強の、ッス」
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めっちゃら痛い感じです・・・
ちょっとどっちかって言うと予告っぽい展開仕様。
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「なにかあったの?」
「ッすね・・・多分・・・」
「俺に相談、できる?」
「・・・・・ごめんなさい・・・]
「そっか・・・いつか、教えてもらえるかな?」
「そうですね・・・多分、いつか・・・」
あと、一分・・・
「ね、先輩・・・」
「え?うん?何?海堂」
「好きです。大好き」
「かい、ど?」
「最後位、言わせといてください」
「最後?え・・・?」
「愛してます。だから・・・」
俺のこと、ちゃんと忘れてくださいね・・・
自分でも驚くほどの本音が口元から零れたあと・・・
ぷつん、となにか。そう。自分の生きてきた時間が途切れる、音を聞く。
「かいどっ」
扶養とされてしまったからだが、彼に抱きとめられたと思ったのが・・・
「ひと」としての、最後の時間・・・
「え・・・かい・・・かおる?」
「乾・・・」
「不二!早く救急車を!海堂が息していないんだ」
「うん。だってもう・・・いないもの。海堂薫は」
「なにいってんだ?!ここにいるじゃ・・・」
「なに、が?」
「え・・・何って・・・・あれ?今、倒れて・・・誰、が・・・?
なっんだ・・・?すっごい。いま、たった今・・・のはずなのに・・・
大切な・・・
思い出せないって・・・」
「あれでいいのかな?
海堂。本当にあれでよかったのかな?
僕だって忘れちゃうんだ・・・本当に、これで・・・」
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うっわぁ。不二子が妙な人間になってますよ・・・
めっちゃら痛いですにゃぁ・・・
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「あれ・・・?これ何の数字だ?」
「うにゃ?乾が自分のデータ理解できにゃいなんて!」
「うーん。そういうことなんだろうな。
しかしおれが数字を見てなんだかわからなくなる可能性0.2%」
「でも実際わからないんでしょ?」
「あぁ」
「んじゃ、その0.2%の勝利っしょ?」
「そう、だな」
(バギーホイップ・・・ってのは解るんだが・・・でもうちにそんなの使う奴いないし・・・)
そこに・・・・・・の鍵が・・・・
「?!」
「うにゃぁあああ?いぬいどったのぉおお?!」
「え?」
「ないてるぅうう〜なに?データわけわかんにゃいのがそんなにくやしー?」
「いや・・・そういうわけじゃ・・・・」
「・・・・・・・・」
「どうした?不二」
「ね、手塚」
「うん?」
「大切なもの、忘れるって・・・辛いことかな?」
「そうだな・・・・想い、と記憶は別物だからな」
「うん。そ、だよね」
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菊と乾は仲良し仕様です。
これでらぶらぶエンディングは無理だね・・・こりゃぁ
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・・・パイ・・・
(誰・・・?)
・・・アンタハソレデイイノカヨ?
・・・あぁ俺は俺で利用させてもらうさ
(あぁ、その目だ)
・・・アンタニハマダ借リヲ返シティネェ!
(その目が、始まりだったんだ・・・)
なのに。
「どうして、思い出せないんだ?」
「乾。帰れ。うざい」
「ひどいなぁ。まぁ実際寝不足だし、甘えさせていただこうかな」
「寝れないのか?」
「寝たくないのかも。辛すぎて」
「?」
「なぁ手塚。なくしたものが、なんだか分からないって、辛いな」
「お前等ドラマでも見ているのか?不二も同じようなことを言っていたが・・・」
「え?」
「・・・・・・・・・いや。忘れろ」
「・・・でも・・・」
「すまなかったな。忘れて、くれ」
・・・・・忘レテクダサイ・・・
「想いさせないお前が、辛そうに見える」
「想い出せなくて・・・辛いんだよ、俺は」
「なら、誰か。思い出してほしくないんだろう」
・・・・・・大好キダカラ、忘レテ・・・
「忘れて、いられるものか」
あんなに、大切だったんだから・・・
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乾さん、壊れそうです。
手塚がすっごいしっかりして見える・・・・
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「不二・・・教えてくれよ。頼むから」
「・・・・・・乾・・・・・・」
「壊れそうだ」
「知っても、壊れるよ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「見えないものなんだ。君の得ようとしているものは。
言葉やデータじゃ役をしない。」
「でも、確かにあったものだろう?」
「そう、だね」
例え、不条理に奪われたとしても。
「ね。不二」
「どうしたの?英二」
「不二さ、海堂薫って知ってる?」
「英二っ、その名前、何処で・・・」
「憶えてるの?」
「英二、も?」
「忘れらんにゃいよ。仲間だもん。強かったし。いい子だったのに・・・」
「うん」
「何で、いないの?」
「そうだね」
「変だよ!乾まで・・・」
「だってあのこは乾にこそ忘れて欲しかったから・・・」
「・・・・・・・・・?」
「もう、ニ度と逢えないかもしれないから・・・」
「大石に忘れられたら、俺壊れちゃうよ・・・」
「乾も壊れるって。僕に言ってきたよ」
「酷いよ」
「・・・・・・・・そうだね・・・
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はなぐみー。
覚えていそうだなぁ。と。そんだけ。
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